いつかは終わると思っていた授乳期間中に、また妊娠・出産を迎えるケースは少なくない。そんな”年子”や”タンデム育て”のママたちに向けたのが、国際認定授乳コンサルタント(IBCLC)Robin Kaplan氏による実践的なタンデムナーシング講座。妊娠中に乳汁が初乳に変化する理由から、上の子への授乳継続が母乳量と免疫の両面でもたらすメリット、そして現実的なポジション法まで、専門家の視点で丁寧にまとめられている。約4分で効率よく基礎知識が得られる一本だ。

ポイントまとめ

  • 妊娠中に乳汁が初乳へ変化しても、上の子はそのまま授乳を続けられる
  • タンデムナーシングで母乳量が維持されやすく、産後の母乳不足を防ぐ効果が期待できる
  • 上の子が初乳を飲むことで免疫サポートを引き続き受けられる
  • 胸の張り(うっ積)の解消に役立つ一方、疲労感や感情的な負担も正直に解説されている
  • ポジション選びは母親の快適さを最優先にすることが成功のカギ

内容まとめ

タンデムナーシングとは

タンデムナーシングとは、乳児(新生児)と幼児(上の子)を同時期に授乳し続けること。双子の同時授乳とは異なり、年齢差のある2人の子どもが対象となる。授乳中に妊娠した場合や、卒乳を急かしたくない場合に取り入れる親が増えており、この動画ではその基礎から実践まで網羅的に学べる。

乳汁の変化と上の子への影響

妊娠中盤になると母乳が初乳へと移行し、味や量が変わるため上の子が自然に卒乳するケースもある一方、初乳には強力な抗体が含まれるため継続する免疫学的メリットも大きい。授乳を続けることで母乳量の維持・促進が期待でき、産後の母乳不足リスクの軽減にもつながると解説される。

メリットと注意点

産後に上の子がおっぱいを飲むことで母乳量が高まり、うっ積(乳房の過度な張り)解消にも有効。一方で、2人同時の授乳は身体的・感情的な疲労を招く場合もあるため、無理なく続けられるペース配分と、必要なら専門家のサポートを借りることが重要と強調されている。

実践的なポジションの選び方

タンデムナーシングでは母親の身体への負担を最小化することが最優先事項。授乳クッションを活用して2人の赤ちゃんをそれぞれ安定した体勢に収めることで、長時間のセッションも楽になる。Robin Kaplan氏は「正解のポジションはひとつではなく、ママと赤ちゃんが心地よければそれが正解」と述べており、試行錯誤を前向きに捉えるよう促している。